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乾燥機ラインナップ
Dryer lineup

粉体・顆粒・ペレット・スラリー・汚泥など、処理品の特性によって最適な乾燥機は異なります。奈良機械製作所では、直接乾燥・間接乾燥の両方式に対応した乾燥機をラインナップし、処理品の性質や乾燥目的に応じた最適な乾燥プロセスをご提案します。本ページでは、乾燥機の基礎知識から選定方法、乾燥曲線、各乾燥機の特長まで分かりやすくご紹介します。

工業・産業における乾燥とは

工業・産業における乾燥とは、原料や製品に含まれる水分や有機溶媒などの揮発成分を除去し、品質や物性を目的の状態に調整する製造プロセスです。産業用乾燥機は、食品、化学、医薬品、樹脂、電池材料、電子材料など幅広い分野で活用されており、品質の安定化、生産効率の向上、保存性の向上、後工程の最適化に欠かせない設備です。

しかし、乾燥機は処理品の含有水分率や目標水分値、粒子形状、耐熱温度、付着性などの条件によって最適な方式や装置が異なります。そのため、乾燥方式や乾燥曲線、処理品の特性を理解したうえで、最適な乾燥機を選定することが重要です。

乾燥とは

乾燥機方式の種類|直接乾燥(熱風乾燥)と間接乾燥(伝導乾燥)の違い

産業用乾燥機は、熱の伝え方によって「直接乾燥(熱風乾燥)」「間接乾燥(伝導乾燥)」の2つの乾燥方式に大きく分類されます。それぞれ熱の伝わり方や乾燥特性が異なるため、処理品の性質や乾燥目的に応じて最適な方式を選定することが重要です。

直接乾燥(熱風受熱型)

粉体に熱風を直接接触させ、その熱によって水分や溶媒を蒸発させる乾燥方式です。熱風が処理品と直接接触するため熱効率が高く、高含水の粉体や大量処理に適しています。

【特長】

  • 熱風と粉体が直接接触して乾燥する
  • 熱容量係数が大きく、乾燥速度が速い
  • 高含水率の処理品や連続大量処理に適している
  • 粉体温度が湿球温度付近となるため、熱変性を抑えやすい

間接乾燥(伝導伝熱型)

加熱された伝熱面(ジャケットや伝熱板など)を介して処理品へ熱を伝え、乾燥させる方式です。粉体が熱風と直接接触しないため、排ガス量を抑えられ、有機溶媒の回収や密閉運転にも適しています。

【特長】

  • 伝熱面から熱を伝えて乾燥する
  • 総括伝熱係数を利用した効率的な加熱
  • 排ガス量が少なく、溶媒回収や密閉乾燥に適している
  • 高付着・高含水・熱に敏感な処理品にも対応しやすい

直接乾燥と間接乾燥の比較

※左右にフリックしてご覧いただけます。
 比較項目 直接乾燥(熱風受熱型) 間接乾燥(伝導伝熱型)
熱の伝え方 熱風が処理品へ直接接触 伝熱面を介して加熱
乾燥速度 速い 比較的ゆるやか
熱効率 高い(熱容量係数) 高い(総括伝熱係数)
粉体温度 湿球温度付近で推移 熱媒体温度・沸点に応じて変化
適した処理品 粉体・顆粒・ペレット・高含水材料 付着性材料・汚泥・スラリー・有機溶媒含有材料
代表装置 流動層乾燥機・気流乾燥機 攪拌溝形乾燥機
こんな用途・処理品におすすめ 大量処理・高含水率の乾燥・低温乾燥・熱に弱い処理品・短時間乾燥 微粉体・高粘度・汚泥・付着性の高い処理品・低水分仕上げ・溶剤回収・混合乾燥・反応乾燥

乾燥曲線から見る乾燥機の選び方

乾燥工程では、処理品に含まれる水分の状態や乾燥速度が変化し、「材料予熱領域」「恒率乾燥領域」「中間領域」「減率乾燥領域」の4つの工程に分けられます。

特に「限界水分値」は乾燥メカニズムが変化する重要な境界であり、処理品の特性や目標水分値によって最適な乾燥方式・乾燥機が異なります。
下図では、乾燥の進行と各乾燥領域に適した奈良機械の乾燥機を対応付けて示しています。処理品の含水率や目標水分値、重視したい乾燥工程に応じて、最適な乾燥機を選定する際の目安としてご活用ください。。

乾燥曲線

乾燥曲線の各領域について

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①材料予熱領域

洗浄後の粉体やスラリーを脱水したケーキ状原料など、水分を多く含んだ材料を乾燥機へ投入した直後の状態です。この段階では、処理品全体がまだ冷たく、まずは材料を乾燥しやすい温度まで昇温させる必要があります。

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②恒率乾燥領域

脱水後のケーキ状原料や、高含水率の粉体・粒体など、まだ多くの水分を含んでいる処理品を一気に乾燥したい場面です。生産量が多く、短時間で効率よく水分を除去したい工程で重要となる領域です。

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③中間領域

処理品の表面水分が減少し、目標水分値まであと少しという段階です。ここからは乾燥速度が徐々に低下するため、乾燥効率だけでなく、品質や製品特性を維持しながら均一に乾燥させることが重要になります。

サンプル

④減率乾燥領域

処理品の表面水分はほぼ除去され、内部に残った水分を目標水分値まで仕上げる最終乾燥の段階です。樹脂ペレットや電池材料、医薬品原料など、水分管理が製品品質や性能に直結する処理品で重要となる領域です。

乾燥機説明

各乾燥領域に対応する奈良機械製作所の乾燥機について、装置の特長や適した用途を具体的にご紹介します。

流動層乾燥機(熱風受熱型)

粉体を熱風で流動化させながら、均一かつ効率よく乾燥できる乾燥機です。

流動層乾燥機

気流乾燥機(熱風受熱型)

熱風中に粉体を搬送しながら、短時間で大量の処理品を乾燥できる乾燥機です。

粗砕機

攪拌溝型乾燥機(伝導伝熱型)

材料を撹拌しながら穏やかに乾燥させます。付着性材料や低水分域までの仕上げ乾燥に最適です。

微粉砕機

乾燥機の製品ラインナップ一覧のほか、用途別・業種別のソリューションページをご用意しています。
製品選定やプロセス検討にぜひお役立てください。

なお、実際の粉砕可否や最適な条件は、原料の性状や処理量、前後工程の構成によって変わります。
本ページの一覧やポジショニングマップは、装置検討の初期段階での目安としてご活用ください。

乾燥機の選定でお困りごとはございませんか?

 

原料特性や目的粒度に応じて、最適な乾燥機をご提案いたします。
サンプルテストや前処理〜後工程のご相談も承ります。

実験

実験・分析について

粉砕・乾燥・加熱・冷却・混合・造粒・表面改質等各機種による実験が可能です。

ご依頼から納品までの流れ

ご依頼から納品までの流れ

お問い合わせから装置の設計・製作、納品、アフターサポートまでの流れをご紹介します。

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乾燥工程の最適化、装置選定、スケールアップなど、粉体処理に関することは、お気軽にお問い合わせください。

 

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