
【乾燥機】連続式流動層乾燥機(C-FBD,CT-FBD)
【乾燥機】連続式流動層乾燥機(C-FBD / CT-FBD)
伝熱体内装による大幅な省エネ・装置小型化を実現。
多室構造が生み出すピストンフローで、高湿分粉粒体の高品質・均一連続乾燥へ。
連続式流動層乾燥機(C-FBD / CT-FBD)は、箱型の乾燥機底部に設置された多孔板形式のガス分散板から熱風(乾燥ガス)を吹き込み、粉粒体を浮遊・流動化させて連続的に均一乾燥を行う高効率な乾燥装置です。
機内を仕切板で複数の室に分割しピストンフロー性を持たせることで、全粒子に均一な滞留時間を与え、水分ムラのない安定した製品品質を実現します。さらに、流動層内部に加熱用熱交換体(チューブまたはプレート)を直接内装した「CT-FBD」では、乾燥に必要な熱量の60%〜80%以上を伝熱体から直接供給。吹き込みガス量を大幅に削減し、流動塔本体および送風機・集塵機などの付帯設備を含めたトータルシステムの大幅な省スペース化・省エネ運転に貢献します。
伝熱体内装で省エネ&小型化
乾燥熱量の60%〜80%以上を伝熱体から直接供給。排風量・送風ブロワー・集塵設備を大幅にコンパクト化・省エネ化します。
多室構造によるピストンフロー
第1室の混合層で初期流動化不良(ダマ化)を防止し、第2室以降は仕切板でショートパスを防ぎ安定した均一乾燥を実現します。
粒子破壊を防ぐマイルド加熱
機械攪拌を行わず気流で浮遊・流動化させるため剪断力が小さく、崩れやすい結晶や顆粒の形状を守りつつ熱劣化を防ぎます。
正確な滞留時間と自動排出
オーバーフローゲートで層高と滞留時間を精密制御。粗大粒子はアンダーフローから排出して流動化不良を防ぎます。
大容量連続処理への対応
ベッド面積最大102m²以上の大型装置製作実績を保有。石油化学・樹脂プラントなどの大容量連続乾燥に対応します。
CIP(自動洗浄)対応設計
スプレーノズルを機内に最適配置し、分解不要で短時間洗浄。多品種切り替え時のコンタミネーション(交差汚染)を防止します。
乾燥塔下部から送るガス速度を上げると、粉粒体は「充填層」「流動層」「移動層」へと状態を変えます。本装置は熱伝達率の高い「流動層」領域で効率的に乾燥を行います。
- 充填層: 風速が遅く粉体が静止した状態。風速増加に伴い圧力損失が上昇します。
- 流動層: 風速を上げると粒子が浮遊し、沸騰するように激しく対流・混合します。熱風と接して高い乾燥効率を発揮します。
- 移動層: 限界風速を超えると粒子が気流に同伴して外部へ飛び出します。
■連続式流動層乾燥機(C-FBD)の構造と原理
箱型の乾燥機本体下部に装着された多孔板形式のガス分散板の下から熱風を吹き込み、連続供給された処理品を均一に流動化させます。機内は仕切板で複数の室に分かれており、以下の特徴を持っています。
- 初期流動化不良の防止: 第1室では供給された処理品と滞留品が均一に混ざり合う活発な「混合層」を形成するため、ダマ化を防ぎ比較的高湿分の処理品も乾燥可能です。
- ピストンフローによる均一乾燥: 第2室以降は要求される滞留時間に応じて仕切板の枚数を変更し、ピストンフロー性(一方向への押し出し流)を与えることで水分ムラのない均一な乾燥が行えます。
- 容易な排出制御: 処理物は仕切板の下の隙間を通って次の室へ移動し、最終的にオーバーフローゲートから排出されます。また、粗大粒子はアンダーフローから定量排出することで流動化不良を防止し、安定運転を実現します。
■伝熱体内装型連続式流動層乾燥機(CT-FBD)の構造と特長
流動層内部に伝熱体(熱交換用のチューブまたはプレート)を直接配置したモデルです。熱負荷が大きい第1室に内装することで、さらに高湿分の処理が可能となります。
- 大幅な装置の小型化: 乾燥に必要な熱量の60%〜80%を伝熱体から直接供給できるため、吹き込むガス量を大幅に削減可能。装置本体や付帯設備(ブロワーや集塵機等)がコンパクトになります。
- 省エネ性能: ガス量が減ることで、所要動力や蒸気などの用役量を大幅に低減できる省エネ型乾燥機です。
- 優れたメンテナンス性: 伝熱体は抜き出しが容易なフレーム構造となっており、機内の清掃や保守作業が容易に行えます。
乾燥機内部および上部ケーシングに自動洗浄(CIP)ノズルを配置し、分解することなく機内や伝熱体を短時間で自動洗浄します。手作業による洗浄負担と作業停止時間(ダウンタイム)を大幅に削減し、医薬品(GMP)や高純度樹脂製造におけるコンタミネーション(交差汚染)を防止します。
■ 伝熱体内装連続流動層乾燥装置(水系ワンパス・CIP対応システム)
■ 伝熱体内装連続流動層乾燥装置 + パドルドライヤー(2段階乾燥)
■ 連続流動層結晶化装置(FCR)+ タワードライヤー(PET結晶化・乾燥)
■ 伝熱体内装連続流動層乾燥冷却装置(1台で乾燥+冷却)
■ 連続流動層乾燥装置(溶剤乾燥・不活性ガス循環閉回路)
単位操作
- 乾燥(表面水除去・内部水分除去)
- 溶剤回収(窒素循環閉回路システム)
- 冷却(乾燥後の製品温度管理)
- 熱処理・結晶化(PET樹脂等)
- 分級(粒子径差による選別)
主な対象原料
- 合成樹脂・石油化学: PVC, PP, PE, ABS, MBS, PC, PS, アクリル, PPS, PTA, PETチップ
- 食品・健康食品: 糖類結晶, アミノ酸, ビール粕, アルギン酸
- 医薬・化学薬品: 医薬細粒・中間体, フマル酸, テレフタル酸, 金属粉
- 環境・肥料・その他: 肥料, 農薬, 飼料, 石炭, 酸化マグネシウム, セラミックス, 顔料
- パドルドライヤー (溝型伝熱・高含水スラリー処理)
- フラッシュドライヤー(前段処理・表面水急速乾燥)
Q. 連続処理における製品の滞留時間(乾燥時間)はどのように制御しますか?
Q. 機内の伝熱体(チューブ/プレート)の清掃や保守は容易ですか?
Q. 実機導入前に実原料を使ったテストやデータ採取は可能ですか?
70年以上のノウハウと各種測定器を備え、スケールアップに必要な乾燥特性データの採取や立会テストを承ります。
連続式流動層乾燥機「C-FBD / CT-FBD」による乾燥テストのご案内
奈良機械製作所では、確実な設備選定を行いお客様の導入リスクを回避するため、東京本社および北海道サテライトにて「連続式流動層テスト機を用いた乾燥試験および受託分析」を実施しております。小ロットからの試作にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。