高沸点溶剤乾燥や耐熱温度の低い材料の乾燥には、しばしば減圧乾燥か採用される。工業化されている多くの減圧乾燥機は、ボックスドライイヤー、ダブルコーンドライヤー、円錐コニカルドライヤーなど、いずれも回分式である。減圧状態を維持するために粉粒体材料の供給・排出操作が難しく回分式が主流となっている。
その中で下図フローシートに示すように新しく開発されたバルブを供給及び排出に採用することにより、減圧連続乾燥機を構築することが可能となる。このフローシートは乾燥機に「奈良バキュアフルイドディスク (NVD)」を採用した減圧連続乾燥機の実施例である。当然、乾燥機本体の耐圧設計、軸シール部分構造など設計上注意するポイントはあるが、実用可能な技術である。