奈良機械製作所では、粉体処理工程における作業者保護・製品保護・環境保護を実現するため、用途や封じ込めレベルに応じた封じ込め装置のラインナップがございます。粉体の危険性や工程、必要な封じ込め性能に合わせて最適なシステムをご提案します。
封じ込め装置を選定する際は、単に装置の性能だけで判断するのではなく、取り扱う物質の特性と作業時の曝露リスクを総合的に評価することが重要です。
奈良機械製作所では、粉体の飛散しやすさや取り扱い条件から曝露リスクを把握し、さらに物質の有害性を組み合わせることで、必要な封じ込めレベルを選定します。
作業中に粉体がどの程度飛散し、作業者が曝露する可能性があるかは、取り扱う粉体の飛散しやすさと一度に取り扱う量によって大きく変わります。この曝露の可能性を評価する指標がEPS(Exposure Potential Score:曝露ポテンシャルスコア)です。EPSは、「飛散しやすい粉体を大量に扱うほど高くなる」という考え方に基づき、封じ込め対策の必要性を判断するための目安として使用されます。
物質の毒性や曝露許容濃度に応じて分類される指標がOEB(Occupational Exposure Band:職業曝露バンド)です。OEBは、作業者が安全に取り扱うために必要な管理レベルを示す指標であり、一般的にOEB1からOEB5(またはそれ以上)までの区分が用いられます。数値が大きいほど有害性が高く、より厳格な封じ込め対策が求められます。
EPSによる曝露の可能性と、OEBによる物質の有害性を組み合わせることで、工程ごとに必要な封じ込めレベルを選定します。曝露の可能性が高く、有害性の高い物質ほど、より厳格な封じ込めが必要となります。一方で、曝露リスクが低い場合には、必要以上に高度な設備を導入することなく、適切な封じ込め対策を講じることが可能です。
OEB(Occupational Exposure Band)とは、取り扱う物質の有害性を区分した指標です。
物質の毒性や曝露許容濃度などをもとに分類され、適切な封じ込めレベルを選定する際の基準として用いられます。
| OEB1 | 一般的な粉体・物質 |
|---|---|
| OEB2 | 比較的低い有害性を持つ物質 |
| OEB3 | 中程度の有害性物質 |
| OEB4 | 高い有害性物質 |
| OEB5 | 非常に高い有害性・高活性物質 |

封じ込め装置は、作業内容や取り扱う粉体の危険性に応じて、必要な封じ込めレベルが異なります。
本ポジショニングマップでは、封じ込め装置を「ハンドリング作業」「サンプリング作業」「移送作業」などの用途と、「簡易的な封じ込め」「厳格な封じ込め」の封じ込めレベルの2軸で分類しています。各装置の適用範囲を一覧で比較できるため、粉体処理工程に適した封じ込め装置の選定にお役立ていただけます。

| 装置名 | 封じ込め区分 | 封じ込めレベル |
|---|---|---|
| グローブボックス | 厳格な封じ込め | GB、CIに対応 |
| チャージポイント | 厳格な封じ込め | FM、GBに対応 |
| FAMATバルブ | 厳格な封じ込め | FM、GBに対応 |
| バグフィット | 簡易封じ込め | 封じ込めレベル保証対象外 |
| フレコテック | 簡易封じ込め | 封じ込めレベル保証対象外 |
各用途や生産規模に対応する奈良機械製作所の封じ込めについて、装置の特長や適した用途を具体的にご紹介します。
製造工程中のサンプリングを、安全かつ衛生的に行うための封じ込め装置です。
粉体の飛散や外部からの異物混入を防止し、製品品質を維持しながら試料採取を行うことができます。

高活性物質や有害物質など、高い封じ込め性能が求められる工程向けの装置です。
作業者への曝露防止と周辺環境への漏洩防止を実現し、厳しい封じ込め要求に対応します。

封じ込め装置の製品ラインナップ一覧のほか、用途別・業種別のソリューションページはこちら
なお、実際の適用可否や最適な条件は、原料の性状や処理量、前後工程の構成によって変わります。
本ページの一覧やポジショニングマップは、装置検討の初期段階での目安としてご活用ください。
原料特性や目的粒度に応じて、最適な混合造粒機をご提案いたします。
サンプルテストや前処理〜後工程のご相談も承ります。
原料・粉体加工工程の最適化、装置選定、スケールアップなど、粉体処理に関することは、お気軽にお問い合わせください。
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