1985年にハイブリダイゼーションシステムが開発されてから、35年以上が経ちました。高速気流中衝撃法という新しい方法で、乾式での粒子複合化を可能にした装置として、さまざまな分野でご使用いただいております。
本装置は、発売当初から絶え間なく改良を加え、さまざまなバリエーションを有するようになりました。
たとえば、摩耗性物質に対する接粉部のセラミックス仕様、不活性ガス雰囲気下での粒子の複合化、GMPに徹底的にこだわった医薬品仕様、軸封構造の改良による歩留まりの大幅な向上、瞬間的な圧力上昇に対する10bar耐圧仕様、乾式複合化に対する液体噴霧コーティング技術の確立などが挙げられます。これらはお客様からのご要望を基に、「こんな複合化は可能でしょうか?」という問いかけに真摯に向き合って、実現してきたものです。
お客様のご要望で最も多かったのは、大量処理を可能にした大型装置への期待です。
ハイブリダイザーは、高価値・高付加価値となる分野での稼働が多かったため、小型装置で十分であったというケースが多く、大型装置への展開は難しいという面を持っていました。このため、大型装置を採用いただいた事例は、一部にとどまっていました。
そこで今回紹介するハイブリダイゼーションシステムは、従来の設置面積に対し、処理能力を倍増させたという点が新しくなりました。さらに構成部品の改良を加え、歩留まりが改善するようになりました。
改良をされた点は、以下のとおりです。
どうぞお気軽にご相談ください。