当社(代表取締役 奈良自起)の創業者奈良自由造が1927(昭和2)年に完成した「自由粉砕機」が、日本機械学会2020年度の「機械遺産」に認定されました。 機械遺産とは、日本機械学会が2007年から毎年選定している日本の技術や産業の発展に貢献した歴史的な意義を持つ機械技術に対して与えられるものです。
この度、「自由粉砕機」が日本機械学会より「社会生活に不可欠な「製粉」における革新技術の粉砕機としての歴史的価値が高い」と評価して頂きました。
<自由粉砕機:第1号機の開発・納入・変換の経緯> ・1924(大正13)年: カゼイン(農薬)用 粉砕機の開発を依頼される ・1925(大正14)年: 衝撃柱付き回転盤で粉砕力大の試作機完成 ・1927(昭和 2)年: 量産機を完成、旭電化工業鞄aへ納入(1号機) ・1933(昭和 8)年: 「1号機」を新機と交換で返還頂き当社で保管
<自由粉砕機の特徴> @国内初の新構造(せん断力を付加)の発明、実用新案に登録 A原料供給やスクリーン交換による簡便な粒径調整など操作が容易 B農薬を始め鉱物、食品等、幅広い原料を粉砕可能 (当時 100余種) C芋蔓や皮を粉砕、国民的危機(飢餓)を救い戦後の復興に貢献
☆開発当時の基本構造を伝承、累計 13,000台を越える納入実績 ☆昭和4年の写真は、「自由粉砕機」製造中の工場を写す貴重な記録
<主な仕様> ◆寸法:約 幅 59 × 奥行 69 × 高さ 82.5 (cm) ◆重量:120 kg ◆回転数:最大 3,500 回転/分 ◆粒径:数10〜数100μm(スクリーン使用) ◆モーター動力:3.7〜5.5 kW
詳細はこちらまで
■「機械遺産」とは? 日本機械学会 機械遺産公式ウェブページ
■「自由粉砕機 第1号機」とは? 奈良機械製作所 機械遺産特設ページ
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