お問い合わせ03(3790)8011

奈良機械製作所の歴史

変わらないもの−開拓精神−

奈良機械の歴史は1924年(大正13年)の奈良商店創立に始まります。集った技術者達は、生活と「粉」との深い関わりに注目し、粉体処理の近代化という未開拓の分野に取り組みました。その結果、翌1925年には国産初の高速回転衝撃式粉砕機を開発。その後も奈良機械は一貫して粉粒体処理技術の発展に情熱を注いできました。私たちが創業精神とともに歩んできた道程は、そのまま粉粒体処理分野の開拓史であるといっても過言ではありません。その技術・精神は現在も受け継がれ、生き続けています。
 

変わらないもの−ものづくりへのこだわり−

昭和の高度成長期、奈良機械に転機が訪れました。大規模生産に対応した大型の乾燥機の開発に成功し、折りしも石油化学の発展に伴い、大型プラントの建設が相つぐ中、多くのお客様にお使い頂ける汎用機として広まりました。また、この時期に大型装置の製作とそれにともなう周辺機器のエンジニアリングを多く経験させて頂きました。現在では、世界最大の流動床面積を持つ流動層乾燥機や、世界最大級のディスク径を持つ伝導伝熱型乾燥機の製作技術を確立するに至っております。この間に培われたものづくりの精神をよりどころに、私たちは品質に徹底してこだわってきました。

変わらないもの−あくなき挑戦−

奈良機械は、一貫して技術中心の「開発型企業」としての道を歩み続け、粉粒体処理技術と装置を各業界に提供してきました。現在、粉粒体処理に対する時代のニーズはより高度なものになってきました。エレクトロニクスやファインセラミックス、バイオテクノロジーなどの先端技術分野では「新素材開発」が重要なテーマです。物質を分子レベルまで細分化するレーザーアブレーション技術によるナノ粒子の生成。粒子の表面改質技術による複合材料の実用化。さらにメカノケミカル反応を利用した機能性材料の生成。これらの技術はお客様のニーズにお応えすべく、ハードの開発のみならず、ソフトの技術も培ってきました。
新しい技術、新しい市場―それは世界の夢づくりをする奈良機械の舞台です。